逆引きDNS検索:このIPのホスト名は何?
通常のDNSは、名前をアドレスに変換します。逆引きDNSはその逆で、IPアドレスを入力すると、PTRレコードに公開されているホスト名を返します。さらに、そのホスト名が同じアドレスに戻るかも確認します。これは、メールサーバーが送信者を信頼する前に行うテストです。
逆引きDNSの仕組み
PTRレコードは、アドレスを逆順に並べて作られる、DNSの特別な領域にあります。IPv4アドレス8.8.4.4は4.4.8.8.in-addr.arpaとして検索され、IPv6ではip6.arpaを使います。そこにあるレコードには、dns.googleのようなホスト名が入っています。
つまずきやすいのは、誰がそれを管理しているかです。PTRレコードは、IPアドレスを所有する側(通常はホスティング会社やプロバイダー)のもので、ドメインのDNSを運用している側ではありません。変更するには、通常、ホスティング会社に依頼するか、そのコントロールパネルで設定を探します。
「正引き確認済み」の意味
PTRレコードを管理する人は、他人のものを含め、任意のホスト名を書き込めます。そのため、標準的な確認方法は、そのホスト名を解決し、元のIPに戻るかを調べることです。戻る場合、そのペアは正引き確認済みの逆引きDNS(FCrDNS)です。戻らない場合、そのPTRは証明ではなく主張として扱ってください。
逆引きDNSが重要になる場面
- メールの配信。多くの受信サーバーは、PTRがないアドレスや、正引き確認が取れないアドレスからのメールを拒否したり、評価を下げたりします。メールが迷惑メールフォルダーに入る場合は、早めに確認してください。
- ログと監視。接続ログやセキュリティアラートを調べるとき、アドレスよりホスト名のほうが読みやすくなります。
- ネットワーク診断。tracerouteなどのツールは、PTRの名前を使って各ホップにラベルを付けます。
- アクセス制御。古いシステムの中には、今でも接続元のホスト名で接続を許可したり拒否したりするものがあります。
結果が表示されないことがある理由
- アドレスの所有者が、PTRレコードを公開していない。家庭用やモバイルの回線、低価格のホスティングプランでは、よくあることです。
- アドレスがプライベートまたは予約済みである(192.168.1.1など)。これらには公開された逆引きDNSがなく、このツールも問い合わせません。
- レコードはプロバイダーのシステムにあるものの、まだ正しいネームサーバーに委任されておらず、リゾルバーが見つけられない。