MXレコード確認:ドメインのメールはどこに届く?
ドメイン宛てのメールが返ってくる、消える、別のプロバイダーに届く。そんなときは、まずMXレコードを確認してください。MXレコードには、そのドメインのメールを受け付けるサーバーと、送信側が試す順番が記されています。下で検索すると、各メールサーバーのIPアドレスも確認できます。
MXの優先度の仕組み
MXレコードにはそれぞれ名前と数字があり、重要なのはこの数字です。
- 数字が小さいものから順に試されます。優先度10のサーバーは、20のサーバーより先にメールを受け取ります。
- 同じ数字のサーバー同士は負荷を分担し、送信側がその中から選びます。
- 数字が大きいものはバックアップで、優先されるサーバーが応答しないときだけ使われます。
- 数字そのものに意味はありません。大切なのは順序だけで、1と5は10と20とまったく同じ動作になります。
このドメインはどのメールプロバイダーを使っている?
MXのホスト名を見れば、プロバイダーがわかります。よくあるパターンは次のとおりです。
| MXホスト名の例 | 通常の意味 |
|---|---|
| aspmx.l.google.com、smtp.google.com | Google Workspace(ビジネス向けGmail) |
| yourdomain-com.mail.protection.outlook.com | Microsoft 365 |
| mx.zoho.com、mx2.zoho.com | Zoho Mail |
| mail.protonmail.ch | Proton Mail |
| in1-smtp.messagingengine.com | Fastmail |
| route1.mx.cloudflare.net | Cloudflare Email Routing |
| mx1.emailsrvr.com | Rackspace Email |
プロバイダーから案内されたレコードを、そのとおりに使用してください。2つのプロバイダーのサーバーを混在させると、メールが両方に振り分けられてしまいます。
メールが届かなくなるMXの6つの間違い
- MXレコードがまったくない。送信側はドメイン自身のAレコードまたはAAAAレコードにフォールバックし、たいてい失敗します。メールを受信しないドメインは、優先度0でターゲットをドット1つにしたnull MXを公開すると、その旨を明確に示せます。
- MXがCNAMEを指している。メールの標準では、アドレスレコードを持つ本物のホスト名が必要で、エイリアスだとメールを拒否するサーバーもあります。
- MXがIPアドレスを指している。指定できるのはホスト名です。
- MXのホストにAレコードもAAAAレコードもなく、送信側が接続すべきアドレスがない。
- 移行後に古いレコードが残り、一部のメールが以前のプロバイダーに送られ続けている。
- バックアップを用意するつもりが、すべてのレコードが同じ優先度になっている。